Hypertherm、2020年の CSR 報告書をリリース

投稿日 2021/10/05
投稿者 Hypertherm

米国に本社を置く、工業用切断システムおよびソフトウェア製造会社 Hypertherm は本日、同社のコミュニティエンゲージメントと、環境への影響、社員の健康福祉についてまとめた2020年の CSR (企業の社会的責任)報告書を発表しました。報告書では、新型コロナウイルスの世界的流行に対する Hypertherm の対応と、社会的・市民的正義のための取り組みのほか、環境持続可能性のための10年目標の期間が終了したことについて焦点が当てられています。

Hypertherm の新型コロナウイルスへの対応は、社員とコミュニティの健康と安全、そしてビジネスを継続させることが軸となっています。パンデミックによって数々の課題がもたらされたにもかかわらず、社員らはコミュニティでボランティア活動を続けました。Hypertherm の報告によると、2020年は社員の 70 パーセント近くがボランティアに参加し、合わせて 20,222 時間分の活動を行っています。その活動の大半は、個人用保護具(PPE)をスピーディに製作したり、食料を配布したり、ホリデーシーズンの贈り物キャンペーンのサポートをしたりするなど、新型コロナウイルスの影響を受けた人々を直接支援するためのものでした。 また Hypertherm Owners’ Philanthropic Endeavours(HOPE)財団は、新型コロナウイルスコミュニティ救済基金(COVID-19 Community Relief Fund)を設立して一般からの寄付で 15 万ドルを集め、基本的ニーズを満たそうと苦心する人々から要望が急増している非営利団体に速やかに提供しました。総計すると、HOPE のコミュニティ救済基金は 45 日足らずで 47 件の助成金の提供に成功しました。

人種的正義を求める市民の声が広がり社会情勢が不安定になるなか、Hypertherm は、2019年に社内で設立されたインクルージョン&ダイバーシティタスクフォースが昨年、その構成メンバーが 50 人を超えるまでに成長したと報告しています。各メンバーは、すべての社員が受け入れられ認められていると感じられるよう、重要な課題に率先して取り組み、リソースを作りました。Hypertherm はまた労働省から「GI Bill 給付認定」を受けており、長年にわたって認定組織としての体制を確立することで公平性の構築、雇用の提供に取り組んでいます。障害者向けサービス提供機関とも協力して有意義な雇用機会を作り、物質使用障害に苦しむ人々あるいはそうした状態からの回復の道を模索している人々に対しても支援を行っています。対外的な取り組みにおいては、HOPE 財団は2020年、コミュニティの公平性向上を促進するための包摂的助成金提供の慣行開発とその導入に向けて大きく前進しました。さらに同財団は、戦略上の優先事項として「幼児期」を新たに追加しました。

報告の中で Hypertherm は、2020年の環境目標に対する進捗状況について、2010年に設定した 8 つの項目のうち 5 つを達成した、または超えたとしています。同社の製品は現在 100% リサイクル可能で、効率性も平均にして 34% 向上しています。また、グローバルロジスティクスネットワークは効率性が 71% 向上。埋め立て地に持ち込まれる廃棄物の量はほぼゼロで、事業活動によって排出される二酸化炭素の環境への影響は 85% 低減しました。同社は現在、2030年に向けて環境目標をさらに調整しており、今年後半に改めて発表する予定です。

Hypertherm の人・コミュニティ・環境担当副社長、ジェニー・レヴィは次のように話しています。「Hypertherm は、常に価値観に基づいた革新的で協調的な文化で知られてきましたが、2020年に私たちが直面した課題は、こうした確固たる強みを最大限に引き出してくれました。私たちはこの 10 年、環境持続可能性のための大きな目標を達成しようと努力するなかで、既知の可能性の限界を超えられる、実際に超えていくのだということを実証してきました。2020年は、世界的なパンデミックが経済危機と健康危機を引き起こし、絶えることない人種的不公平によって社会不安が生まれ、環境に与える負の影響を本当の意味で減らすことがこれまで以上に求められました。当社の社員が 2020年に見せてくれた回復力と思いやりの気持ちは、想像以上に、私たちが会社の所有者として、そして価値観に導かれながら、一緒になってよりたくさんのことを成し遂げられるのだということを示しています。」

Hypertherm は、船舶、航空機、鉄道車両の加工、鉄骨建造物の建築、重機の製造などに世界中の企業が使用する工業用切断製品の設計および製造を行っています。切断システム、CNC、ソフトウェアを含む当社の製品は、お客様から高い信頼をお寄せいただいており、何十万ものビジネスの生産性と収益性の向上に貢献してきました。1968年に設立され、ニューハンプシャー州に拠点を置く Hypertherm は、100% 社員持ち株制度で、世界各国の操業拠点や提携業務を含めて 1,800 人以上の社員が働いています。詳細は www.hypertherm.com をご覧ください。

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